「この坂の向こう」
All performance, songwriting, arrangement, mixing and mastering by LightMan

Lyric
白い吐息をまとったすこしあわただしい街
人波をやりすごし　あなたを待つ

街路樹につもる雪は　冬のさくら花
風に舞う花びらは　掌に溶けていく

街灯が照らす　影が伸びて
暖めあうように一つに重なっていく

白い悲しみが降り積もる　この坂をのぼっていこう
あなたと今日の他愛ない出来事を話しながら

斑雪も消え去って　吹くやわらかな風　　　　
いつもの場所であなたを待つ

街路樹の花びらは春の吹雪
溶けない雪は肩に降り積もる

ひとりで背負ってた重い荷物も
二人で分け合えばまた歩きだせるの

薄紅の喜びが舞い落ちるこの坂をのぼっていこう
あなたと明日の楽しげな約束を交わしながら

照りつける日差しが降り注ぐこの坂の向こう　
いつかどこかでつながることを　祈りながら歩いて行こう

木枯らしの報せが吹くころに　この坂を下りていこう
あなたとの懐かしい出来事を思い出しながら

そして冬がまたやってくる　思い出を連れてやってくる