毎朝の調律 PIANO TUNING for the Hobbyist
Makoto Asaizumi Makoto Asaizumi
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 Published On May 8, 2024

C.Bechstein No.10 平行弦のアップライトピアノ 1927年製
再生修復後 3年経過

ロシアの〇△音楽院では、毎朝、専属の調律師が古いピアノの調律を行うとお聞きしました。私は毎日お呼びするわけにはいきませんので、自分でやることにしました。

・湿度50%を維持します。これだけで鍵盤の動きが治ることがあります。
・低音は立ち上がり後レガートで合ってくる音程です。
・KORG OT-120を用いて440Hz合わせにしようとしています。
低音は1本弦の巻線です。ピアノ線プラス巻線とピアノ線単独は音質が大きく異なります。
・正しい周波数であっても、鉄フレームの梁、弦の太さが変わるところは、時間の経過とともに3本の弦がずれやすく、どうしても音が微妙にずれて分厚くなります。
・ピン板は当時オリジナルのままです。ピンを打ち込んでもずれは出てきます。
・作業用調律レンチは長いもののほうが疲れません。調律用の長いフエルトは慣れたら要りません。OT-120で測定できない低音と高音はオクターブで合わせます。10分を目安に最後に曲で確認してみます。
・これ以上の作業は、プロに任せたほうがよさそうです。

現在のピアノは交叉弦が主流です。一般的に音程のずれは平行弦より少ないと思います。
442Hzにして音程をピタッと合わせると明るくなりキラキラ感が出ますが、このビアノには合いませんでした。   • Прелюдия до-диез минор (Рахманинов)/ ...  

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