歌手・俳優の西郷輝彦さんが2月20日に前立腺がんのため亡くなっていたことがわかり、西郷さん、舟木一夫さんとともに“御三家”の1人として人気を博した橋幸夫さんがコンサート後に会見に応じました。
コンサート前に西郷さんの訃報を聞いたという橋さんは、「びっくりしましたね。まさかと思ったけど。長い歴史の中で御三家時代から一緒だったけど、早いですね」と、突然の知らせに驚いた様子でした。
“御三家”のメンバーとは仕事でしか会わず、プライベートでの交流はほとんどなかったそうで、「僕が引退を発表したときも、誰かから連絡くるかなと思ったんですが、その2人(西郷さん、舟木さん)からはなかったんですよ」と笑いながらも、「今、西郷さんに声をかけるとしたら」と聞かれ「久しぶりだけど飲みに行こうかって、そんな話がしたいね」と、しんみり。「もっとプライベートな話がしたかったな」と後悔の念を口にしました。
そして「西郷君はね、明るいし、九州男児だし、言うことをちゃんと言う男なんですよ」と人柄を偲びました。最後に会ったのはTBSドラマ「ノーサイドゲーム」の撮影の時だったといいますが、その時もほとんど話をしなかったそうで、「もうちょっと男らしい話をすれば良かったなって思いますね。(全盛期に)ライバル、ライバルって言われてたから。正直そこが“御三家”のマイナス点でしょうね」と振り返り、「死は誰にでもあるものだけど、寂しい」と、御三家の中で一番年下である“弟分“との別れを惜しみました。

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